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千住真理子さんのコンサート 〜303歳のストラディヴァリウス「デュランティ」の音色に触れて〜

今年出来たばかりの地元、流山おおたかの森にあるコンサートホール、
「スターツおおたかの森ホール」。

 

ずっと気になっていたのですが、
先日、世界的なヴァイオリニスト、千住真理子さんのコンサートが開催されていて、
行けなくなった方からチケットをお譲りいただき、行ってきました。

 

 

彼女の演奏を聴くのは、約20年振り。

昔母親に連れて行ってもらったような、遠い記憶です。

 

以前聴いた時も感動したのを覚えてますが、
今回も初めの1音が鳴った時、うわぁ!とびっくりし、
すぐに千住さんの世界に引き込まれていきました。

 

あの音色のことを言葉で表現するのは難しいのですが、
骨髄まで気持ち良く響き渡り、
深く、美しく、哀しく、憂に満ちていて、
人間の感情そのもの、という感じ。

 

彼女の楽器は世界的な名器、ストラディヴァリウスだったのですが、
この時期の湿度の多い日本では、なかなか相性が難しく、
夏期は楽器のために日本を離れるという所有者も少なくない、と聞きます。
スターツおおたかの森ホールは湿度、温度管理が素晴らしく、
名器も実力を発揮してくれたようです。

 

リサイタルでは珍しいガッツリMC入りのコンサート。

千住さんらしく、とても聡明な語り口で、このようなことをおっしゃいました。


「ホール自体が一つの楽器。特にクラシック音楽は生音なので、
ホールの造りはとても重要です。とても素晴らしいホールで、
リハーサルからとても気持ち良く演奏させていただきました。
これからここで演奏する国内外の素晴らしい演奏家の音を木が吸い込んで、
ホールの個性となり、長い歴史を刻んでゆくことでしょう。」

 

耳にあの音色がずっと残っていて、
帰ってから気になって千住さんの楽器のこと色々調べたら、すごい楽器ということが分かりました。

 

世界に数百本あるストラディヴァリウスの中でも、傑作と言われる楽器は十本程度に過ぎないそうで、
例えば、イギリスのオックスフォード博物館に収蔵されている「メサイア」や、イタリアの国宝「メディチ」などです。

 

中でも最高傑作のひとつ、ローマ法王が長いこと所有していた「デュランティ」、
博物館に収蔵されていてもおかしくない名器を千住さんが手にすることになったのです。

 

12歳でデビューされて、長いヴァイオリン演奏家人生の中で、「デュランティ」との出会いを、
「今まで演奏してきた全ての音楽は無いのに等しい。これからが私の本当の音楽人生なのかもしれない。」と語ったほど。

 

よかったら、名器との出会いが描かれているので、覗いてみてください。
鳥肌ものです。
https://marikosenju.com/profile/

 

いつも思うことなのですが、楽器の方も人を選ぶのですね。
ちゃんと必要な人のところに行くんですね。

 

また、千住家3兄弟は皆、芸術家としてご活躍ですね。
ご家族のお話をMCで聞けて、家族愛も感じました。

 

思いがけず素晴らしいコンサート、名器の音色に触れることができて、とても感慨深いです。

 

| ライブ・コンサート・イベントのおしらせなど | 20:36 | comments(0) | |
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